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2/28 2月の気になるニュース

個人的に2月に読んだニュース記事から気になったものを3点。  「柔らかな名前の人はおとなしい?」言葉の影響力:機械翻訳に性差の決めつけ反映されたことも(東洋経済オンライン 2/17) 小学校正規教員3年で全員出向へ 奈良教育大学長の方針に教員が反発(朝日新聞 2/19) 「個性失われているのでは」授業で研究した校則 メイクや私服を試しに解禁 心配する教員に取り組み説明 沖縄県立球陽高(沖縄タイムズ 2/21)  「柔らかな名前の人はおとなしい?」言葉の影響力:機械翻訳に性差の決めつけ反映されたことも 「柔らかな名前の人はおとなしい?」言葉の影響力   小学校正規教員3年で全員出向へ 奈良教育大学長の方針に教員が反発 小学校正規教員3年で全員出向へ 奈良教育大学長の方針に教員が反発:朝日新聞デジタル 「個性失われているのでは」授業で研究した校則 メイクや私服を試しに解禁 心配する教員に取り組み説明 沖縄県立球陽高 「個性失われているのでは」授業で研究した校則 メイクや私服を試しに解禁 心配する教員に取り組み説明 沖縄県立球陽高 | 沖縄タイムス+プラス

2024年1月のニュースを振り返る

個人的に1月に読んだニュース記事から気になったものを3点。 K-POP業界での活躍を目指す外国人向けのビザ、韓国政府が発給へ | Forbes JAPAN(1/10) さやか星小学校、長野県に2024年4月開校 | ReseEd (1/10) 中学校で理科の時間に「避妊や中絶」の話 男性教諭を停職処分に  | カンテレ(1/30) K-POP業界での活躍を目指す外国人向けのビザ、韓国政府が発給へ    音楽や映画に代表される「K-POP文化」の世界的なプレゼンスが増している。そこには、国家戦略があることは間違いことで、その一環の動きとして指摘できるのがこの話題。  報道によれば、2024年から韓国でパフォーミングアーツなどを学ぶことを希望する外国人を対象とする「Kカルチャー研修ビザ」(仮称)の発給を開始するという。  私が関わっている高等学校教育の世界でも、専門学校の進学先として韓国文化を学ぶという学科が新設されていたりする例もあり、韓国文化を学ぶというキャリア設計は今後注目されるものと思う。 K-POP業界での活躍を目指す外国人向けのビザ、韓国政府が発給へ | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン) さやか星小学校、長野県に2024年4月開校  新しい小学校の開校のニュース。「デジタルテクノロジーと行動分析学をかけあわせたインクルーシブな先進教育を行う」という。デジタルテクノロジーを使って児童一人一人の発達段階や学習進度に合わせて個別のプログラムを提供する。  「学習のあたりまえ・評価のあたりまえ・子供の対人関係のあたりまえ」にメスを入れて新しい先進教育を行うという触れ込み。個別最適化された学びの最先端と言えそうだが、危うさを感じないではない。とまれ新しく特色ある学校が生まれるのは喜ばしいことである。開校後の続報に期待したい。 さやか星小学校、長野県に2024年4月開校 | 教育業界ニュース「ReseEd(リシード)」 中学校で理科の時間に「避妊や中絶」の話 男性教諭を停職処分に  1月中ニュースのうち、個人的に心がザワザワしたニュース。大阪府内の市立中学校で、理科の授業中に避妊や中絶に関する話など不適切な授業を行ったとして、31歳の男性教諭が懲戒処分を受けたというニュース。  報道から伝え聞く限りの授業の情報しか...

セブンイレブンで賞味期限切れおでん販売、内部告発で発覚

コンビニ大手セブンイレブンの店舗で、賞味期限切れのおでんを販売していたことが、動画サイトを通じた内部告発で発覚しました。朝日新聞が報じています。 セブンイレブン、賞味期限切れおでんを販売 動画サイト見た客が指摘 この出来事があったのは、札幌市内の店舗。1ヶ月近く賞味期限を過ぎた「しらたき」などの具材を使用するようすが動画に収められており、それが発覚につながりました。健康被害は報道時点で発生していませんが、セブンイレブン本社は重く受け止め、再発防止に向けて取り組む旨のコメントを出しています。 本件の経緯についてより詳細に報じている J-CASTニュースの記事 によれば、この事件が発覚したのは、店の関係者がYoutuberに告発したから。「 おでんの出し方を教えてもらうとの名目で動画を撮 」り、Youtuberで「ネット界の文春砲」の異名を取るコレコレ氏にその動画を告発として提供。それを承けてコレコレ氏はライブ配信にて白日の下に晒しました。 店舗従業員によるネットによる投稿といえば、不衛生な悪ふざけを投稿し、解雇や損害賠償に至るという「バカッター」「バイトテロ」などと呼ばれる現象がかつて話題になりました。これはネット投稿がきわめてマイナスに作用する事例として、企業のリスク要因として、従業員へ指導するなどの観点から議論されていました。 しかし本件のように、ネットによる投稿で不正が暴かれるという形で作用することもあります。もちろん、組織による問題の解決にはまずは組織内での解決が図られるべきで、内部告発に「憧れる」のも考えものですが、提案や焦点化にネット投稿が重要な役割を果たしうるのも事実です。現代のネットリテラシー教育にはその視点もあってよいと思います。

プロ野球 活躍したルーキーが地元で受賞

激闘の日本シリーズも終わり、来季の開幕に向けて準備期間に入ったプロ野球ですが、2021年シーズンは、ルーキーの活躍がめざましかった1年でした。そしてそのルーキーたちが地元でさまざまな賞を受けていることがいくつかの媒体で報じられています。 阪神中野拓夢が山形県スポーツ特別賞授賞式「本当に素直にうれしい」 阪神の中野拓夢内野手は、地元の山形県でスポーツ特別賞を受賞しました。日刊スポーツが報じています。 中野選手は、日本大学山形高校、東北福祉大、三菱自動車岡崎を経て、ドラフト6位で阪神に入団。ドラフトでは下位指名ですが、即戦力として期待されました。 2021年シーズンは、春のキャンプでも一軍に帯同し、最終的には、135試合出場、30盗塁で盗塁王のタイトルを獲得し、新人特別賞も得ました。阪神は小柄ながら脚で見せる近本選手など、1年目から活躍する選手も目立ちます。中野選手は入団時に阪神タイガース公式サイトで憧れる選手は阪神のショートとして知られた鳥谷敬選手で、息の長い選手になりたいと語っています ※ 。そうなれるよう、2年目のシーズンに期待したいところです。 鹿部町、伊藤投手に初の町民栄誉賞 「地元の応援に感謝」 また、日本ハム伊藤大海投手は地元鹿部町で初めての町民栄誉賞を受賞しました。地元の函館新聞が報じています。 伊藤選手は鹿部町の出身で、駒澤苫小牧高校、苫小牧駒沢大学を経て、ドラフト1位で日本ハムに入団しました。地元北海道の即戦力投手として注目されました。 シーズン中は堂々たるマウンドさばきで10勝を挙げる活躍。新人選手で二桁勝利を挙げた選手は、日本ハムファイターズでは、2006年の八木智哉投手以来で15年ぶりの快挙でした。また、東京オリンピックの代表選手として大会でも3試合に出場し、「追いロジン」など図太い精神力も見せ、活躍しました。記事中に本人の談話として出ている通り、「2年目は難しいと言われているシーズン」。来シーズンも気迫のこもったピッチングを見られることを期待したいところです。

ポケモンで地域おこし 福島で「ラッキー公園」オープン

福島県浪江町にポケモンキャラ「ラッキー」をモチーフにした公園がオープンしたと河北新報が報じています。 ポケモンが被災地に幸せ運ぶ 福島・浪江「ラッキー公園」オープン 県とポケモン株式会社が、震災からの復興や観光振興に向けた連携協定を結んでおり、その一環です。ラッキーは、ポケモンXの図鑑説明によると「幸せを運ぶといわれている。傷ついた 人にタマゴを分けてあげる優しいポケモン」という設定で、地域に幸せを運ぶアイコンとしてピッタリですね。 そもそもポケモンは、近年「ローカルActs」と称して、地域それぞれ「推しポケモン」を設定し、地域の魅力を発信する試みを進めています。福島県の「推し」はラッキーで、岩手県には「岩」のイシツブテ、鳥取県には砂地を好むサンドが推しポケモンに就任し、さまざまなグッズを発売するなどしています。 キャラクターをつかった地域の魅力発信では、美少女アニメキャラクターを使って温泉PRを図った「温泉むすめ」が性差別・性搾取的だと批判を集めたことが記憶に新しいです。キャラクタービジネスは「キャッチ―さ」とともに「イメージ」も重要です。キャラクターもコラボ先も得するようなwin-winなコラボをこれからも期待したいところです。

選挙での投票先を問うアンケートに「慎重な対応が必要」?

北海道の帯広柏葉高校の新聞局のアンケートについて、教育委員会より「丁寧な対応が必要であった」とのコメントがあったことが、北海道新聞で報じられています。 新聞局の衆院選校内アンケートに学校が再考要請 帯広柏葉高 投票先巡る設問 道教委見解に追従 顧問「おかしい」 帯広柏葉高新聞局の衆院選アンケート 道教委「丁寧な対応が必要」 帯広柏葉高校の新聞局は、全国的にもその実績で知られており、高校の学校新聞の全国コンクールである「全国高校新聞年間紙面審査賞」でも入賞の常連です。 今回の問題の発端は、 10月31日投開票の衆院選に関する校内アンケートにおいて小選挙区や比例代表の投票先を問うたことにあるようです。「 アンケート用紙を事前に見た学校側が道教委に問い合わせ、見解を新聞局顧問の教諭に伝えた 」という経緯で、その見解とは、「政治的中立性」の確保のため、設問を見直すべきとのものです。そうした学校の動きに対応する形で、議会内で教育委員会による冒頭の発言があったものです。 本件について、気になるのは2点です。 (1)学校の新聞局が投票先を問うことは「政治的中立性」に抵触する問題か (2)学校側が教育委員会に問い合わせた動きは適切か (1)については、無関係と考えます。投票を終えた選挙の結果について、その投票先を含めて調査、報道のためにアンケート等で問うことは問題ないことであるはずです。 したがって、(2)については、学校側の判断と対応は過剰な「忖度」に映ります。無論、教育機関において「政治的中立性」を保証することは重要ではあるものの、その一般論に拘泥し、無関係な問題まで先手を打って生徒の主体性を奪うことがあってはなりません。政治に関わる話題も積極的に取り上げようとする、柏葉高校新聞局の主体的な活動を応援したいところです。

中日・福敬登投手がネット上の中傷に被害届提出、投稿者特定へ

中日ドラゴンズの福敬登投手がインターネット上の中傷に対し、法的手段に訴えることを決めたとの報道がありました。 「殺すぞ、死ね、が当たり前になっている」中日・福敬登が“入団時”から受け続けた中傷《被害届受理、投稿者の特定へ》 2015年のドラフト会議で4位指名を受けて中日ドラゴンズに入団した左腕の福投手は、同球団の伝説的投手である山本昌投手の背番号「34」を継承したことで話題になりました。 ルーキーイヤーに1軍に帯同し、翌年には育成契約に降格するという経験を経て、昨シーズンの2020年は53試合登板、25ホールドなどの成績を残し、最優秀中継ぎ投手としてタイトルを受賞しました。 中継ぎ投手という立場上、1シーンや1球で試合を左右してしまうこともあり、ミスが目立ってしまうポジションにあります。福投手は試合のたびに多くの誹謗中傷のメッセージを受けていたようで、中には「殺すぞ」や「死ね」といった殺害予告とも取れるものも少なくなかったようです。 インターネット上の雑言などは、無視すればいいという意見もあります。また、福投手自身も記事内で語るように「批判されるのは当たり前だ」というように、有名人なら言われても仕方ないという発想もあります。 しかし一方で、殺害予告は行き過ぎており、そうした憎悪の投稿に対するハードルが低すぎるのではないか、と思われるのも事実です。福投手はこの状況を変えたいという問題意識から、法的手段に出るという勇気ある行動を起こし、抑止力につながればよいと願っているのです。 昨年5月には、プロレスラーの木村花氏が、テレビ番組の演出に端を発するインターネットでの中傷を引き金として自死を選んだことが、大きな話題となりました。インターネットの使い方や投稿の内容については、「個人の良心」や「利用マナー」というレベルだけではなく、ある種の法的な規制なども必要になってくるのかもしれません。