セブンイレブンで賞味期限切れおでん販売、内部告発で発覚

コンビニ大手セブンイレブンの店舗で、賞味期限切れのおでんを販売していたことが、動画サイトを通じた内部告発で発覚しました。朝日新聞が報じています。

セブンイレブン、賞味期限切れおでんを販売 動画サイト見た客が指摘

この出来事があったのは、札幌市内の店舗。1ヶ月近く賞味期限を過ぎた「しらたき」などの具材を使用するようすが動画に収められており、それが発覚につながりました。健康被害は報道時点で発生していませんが、セブンイレブン本社は重く受け止め、再発防止に向けて取り組む旨のコメントを出しています。

本件の経緯についてより詳細に報じているJ-CASTニュースの記事によれば、この事件が発覚したのは、店の関係者がYoutuberに告発したから。「おでんの出し方を教えてもらうとの名目で動画を撮」り、Youtuberで「ネット界の文春砲」の異名を取るコレコレ氏にその動画を告発として提供。それを承けてコレコレ氏はライブ配信にて白日の下に晒しました。

店舗従業員によるネットによる投稿といえば、不衛生な悪ふざけを投稿し、解雇や損害賠償に至るという「バカッター」「バイトテロ」などと呼ばれる現象がかつて話題になりました。これはネット投稿がきわめてマイナスに作用する事例として、企業のリスク要因として、従業員へ指導するなどの観点から議論されていました。

しかし本件のように、ネットによる投稿で不正が暴かれるという形で作用することもあります。もちろん、組織による問題の解決にはまずは組織内での解決が図られるべきで、内部告発に「憧れる」のも考えものですが、提案や焦点化にネット投稿が重要な役割を果たしうるのも事実です。現代のネットリテラシー教育にはその視点もあってよいと思います。


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